READ ME by ペットハウスプリティ



アルファになろう
(イヌに人間がリーダーであるとわからせる)





イヌはヒトと同じく群れを形成する社会的な動物です。社会をにおいてはコミュニケーションが必要になりますが,、イヌはヒトのように言葉でコミュニケーションをとりません。
イヌは行動やボディランゲージでコミュニケーションをとります。そしてどんな社会でも必ずその社会をまとめる指導者(リーダー)が誕生します。

「アルファー・シンドローム(権勢症候群)」

イヌは小さいころから適切な教育をしなければ、自分のいる家族(イヌ的に言えば”群れ”)を「自分よりも下だ(自分の方が強い)」と思い始めます。このときからイヌに対して今までどおりに接しているとイヌはヒトを超えてアルファ(その群れのリーダー)になってしまいます。
つまりこのイヌは人間よりもえらくなってしまったのです。

「いつも寝ているソファーから降ろそうとしたときに唸る(噛む)。」
「一度与えたおもちゃ(食事)を取ろうとすると唸る(噛む)。」
「来客が帰るまで吠えている。」
「とにかく私(飼い主)の思いどおりにならない。」 etc...

イヌの問題行動の原因はこのアルファー・シンドロームが根底にあることが多いです。

■ヒトがイヌのリーダーになるためのプログラム
(イヌの目線で「ヒトの方がリーダーなんだ」を認識させるためのプラン)

このプログラムはヒトがイヌに尊敬してもらうため、イヌに対しての接し方やヒトの行動の基本となるものです。
下記のリストをできるだけ多く実行してください。この中のうちできないものもあるでしょうが、全部できなくても構いません。重要なのはこの中から確実にできることを継続することです。


リーダーは注目される。
一日数回 “アイコンタクト” をしてください。イヌの名前を呼んで、イヌがあなたの目を見るよう仕向けて下さい。
イヌの目とあなたの目のラインに手を持ってきます。そのときに手に大好きなおもちゃや小さい食べ物などを持ってイヌに見せてやると、簡単に注目させることができます。たとえ1秒でも目と目があったらごほうびを与えて、名前を呼ばれたら『ハイ注目。よいことが起きますよ。』ということをイヌに理解させるようにします。
そうですね。ということは、イヌを叱るときにはイヌの名前を呼ばないことが大切ですね。
「リーダーがいないと食事にありつけないんだ。」
食事の時間を利用して、あなたがリーダーであることを理解させます。あなたがいなければ、食事にありつけない(生きていけない)ことをイヌに実感させるのです。
食べ物を入れた食器を出したままにしていつでも食事を食べられるようにしておくと、このメッセージは伝わりません。食事の時間を決めてあなたから食事を与えるようにしてください。(1日2回以上食事を与えれば、空腹によるストレスもなくなるでしょう。それだけでなく規則的に食事を与えれば、排便も規則正しくなりますのでトイレのしつけもしやすくなりますね。)
食事はまずリーダーから。
飼い主とイヌの食事時間が重なるときには、必ず飼い主がまず食事をはじめます。イヌの食事は食器に用意しておいて、飼い主や家族が食事を食べ終えるまで、イヌには与えないようにして下さい。
イヌだけでなく、オオカミ、サルなど、群れ社会を作る動物は上位の者から先に食事(獲物)を食べます。あなたが先に食べてイヌを待たせることは『誰が上位(リーダー)か』を伝えるのに効果があります。
イヌのコミュニケーションには言葉がありません。その行動がコミュニケーションになります。
「リーダーからほめられたり、ごほうびがもらえるぞ。」
ただ単におやつを与えたり撫でたりするのではなく、イヌに何かを命令して上手にできたら『ごほうび』としてほめて撫でてあげたり、おやつを与えてください。ここで勘違いしないでほしいのですが、『むやみに触ったりしないで』ということではなくて、むしろおおいに構ってあげて下さい。ただそれにはルールがあって、たとえばイヌが構ってほしいとやってきたときには、まず『おすわり』など命令に従わせてからにして下さい。常にあなたが主導権を握っていると言うことです。 
テリトリーの出入りはリーダーが先。
お散歩などイヌと一緒にテリトリー(縄張り)を出入りするときは、必ずリーダーが先です。
これを許してしまうと、イヌの方がリーダーだから勝手に行動してよいと言うことになります。家の玄関、車の乗降、庭の出入りなどリードを使うか『待て』を命令して、必ずあなたから先に出入りして下さい。安全確認の習慣にもなりますね。
リーダーがテリトリーを支配する
下位の者は上位の者にテリトリーを譲ります。イヌが通路に横たわっているところをあなたが通るときは、またいだり避けて通ったりせずに必ずイヌをどかせてから通るようにして下さい。
リーダーの命令は絶対。
どんなに単純な命令でも、命令は一度きりにすることが重要です。そしてイヌがその命令に従えるように手を貸してあげてください。最初から何でもうまくいくはずありません。イヌが出来るだけ失敗をしないように手を貸してあげて下さい。
「リーダーには勝つことができないや。」
イヌとボール遊びなど、ゲームをするときは必ずあなたが主導権を握るようにして下さい。ボールやおもちゃはあなたが持ち出し、ゲームの終了もあなたが決めて,イヌの届かない所に片付けて下さい。
 『持って来い』のゲームの時は、イヌがボールをどこかに隠して終わり、またはそのまま帰ってこないなんてことのないように最終的に必ずおもちゃは取り上げてでもあなたが持って下さい。それから、引っ張りっこゲームも必ずあなたが勝って下さい。勝つ自信がないならゲームはしないで下さい。
その場所で一番良いところはリーダーの場所。
かわいいうちの愛犬と一緒にだっこして眠りたいものですね。
イヌとヒトの関係では民主的な話し合いは通用しません。イヌと寝床(ベット)を共有するということは、イヌはあなたを同格の仲間や兄弟と思いこんでしまう恐れがあります。イヌを寝室に入れてあなたとは別の寝床で眠らせることは構わないでしょう。しかし、イヌが心からあなたのことをリーダーだとはっきり認識するまでは、あなたのベットにあげることはおすすめできません。
マズル(口吻)コントロールは服従の意味。
愛犬を撫でるとき、犬のマズル(鼻と口の部分)の上から軽くつかむように力を入れずそのまま数秒間押さえます。もしもイヌがあなたの手を噛んだり嫌がったりするようなら、ほかの方法でのトレーニングが進んでしっかりあなたに従うようになってから、マズルコントロールの練習をして下さい。
じゃれ合っているイヌや親子を見ていると、上位のイヌが下位のイヌのマズルを軽くくわえることがあります。
リーダーには体のどこでも触らせる
下位のイヌは優しい扱いに服従します。定期的にグルーミング(体の手入れ)をしましょう。嫌がるところがあれば、ごほうびを与えてうれしいところになるよう、そこにも徐々に触れさせるようにして下さい。
冷蔵庫のドアなど掃除のしやすい壁のイヌの顔の届く高さに、ピーナッツバターなどイヌの好きなものを少量塗りつけます。当然イヌはそれをなめますので、その間にグルーミングします。こうするとごほうびにもなり気も紛れます。うまくいくとブラシを見せるだけでしっぽを振って寄って来るようになるかもしれません。子犬の場合は次のようなことから始めて下さい。抱き上げて腕の中で仰向けにして、イヌが静かにしていたらほめてやります。暴れたら何も言わずに腕の中で静かになるのを待ち、静かにしていることができたら床に戻してやります。『もがいても自分の自由にはなれないよ、自由になりたければおとなしく(従順に)することだよ。』
イヌの先生になりましょう。
いろいろなことを教えてあげてましょう。
これはヒトの子供のしつけにも言えることですが、飼い主はイヌがよくないことをしたときにはそれをやめさせようとしますが、ではどうすればよいのかを教えることを忘れがちです。しかることも必要かもしれませんが、良いことを教える方がもっと大事です。 
『ふせ』はリーダーに従う姿勢
最初は 『ふせ』 の命令でふせるように教えます。一回の命令できちんと『ふせ』が出来るようになったら、一日一回20分の『ふせ』を続けさせます。イヌが 『ふせ』 の姿勢で待っていられるように、必ずイヌの近くにいてあげて下さい。
★おなかを見せるのは服従の姿勢
『ふせ』の姿勢の時に、おなかを撫でてやりましょう。片方の足の付け根の内側を最初はそっと触ったり、かいてやったりします。これが気に入れば自発的に横になっておなかを見せてくれます。この姿勢がどんなに嬉しいことか教えてあげて下さい。(支配的な性格のイヌはこの姿勢に我慢できません。)

このプログラムを続けていけば、 あなたはイヌに対してリーダーシップを発揮することができるでしょう。
イヌもあなたのことを尊敬するようになるでしょう。
イヌは命令に従わされているのではなく

「あなたの嬉しそうな顔を見たい」

自分から 進んで従うことでしょう。